上昇トレンドが続いているドル円。
119円台にふれてから方向感の欠ける展開がしばらく続いていましたが……
週終わりである2022年3月18日、ドル円が急伸!
約6年1カ月ぶりの119.40円台の高値をつけました〜◎
ドル円、119円台に
116円台を抜けてから、上昇トレンドに拍車がかかっている米ドル円。
117円台から118円台へと、日を追うごとに高値を更新していました。
そして約5年3カ月ぶりの快挙を成し遂げます。
2022年3月17日に発表されたFOMCにて、
・0.25%の利上げ
・年内7回の利上げ想定を発表
により、市場はさらに強気に。
一時は119.10円台まで上昇しました!!
その後は反落し119円台を割り、118円台での推移が続きます。
買いが強まりある程度のところまで上昇すると売りにだされ、方向感に欠ける展開でなかなか相場が安定しませんでした。
しかし17日の夜、再びドル円が上昇トレンドの流れに。
結果的にドル円は119.40円台まで急伸!!
・米主要株価指数の推移が堅調
・米当局者の強気な発言が続いた
・黒田総裁による記者会見で経済面に対する強気な発言がなかった
といったことなどにより、ドル円が急伸したと考えます。
終値が119.10円台だったため、高水準と言えるのではないでしょうか。
120円台を目指す?
市場は心理的節目をむかえており、まさに盛り上がっている最中です。
それはドル円に限らず、クロス円も同じです。
ドル円の上昇に追随するような形で、クロス円の相場も上昇しています。
ドル円は119.40円台まで上昇したことで、次は119.50円台を目指すことになると思います。
そして119.50円台を超えれば120円台を試すことになるでしょう。
この記事を作成している19日は土曜日、週終わりのため市場は閉じています。
しかし来週も、米新築住宅販売件数や耐久財受注といった重要度が高い経済指標の発表を控えています。
それらへの期待感もあるでしょうし、円安が進み対応策も講じられそうにないことからも、ドル買い・円売りの流れが顕著となると思います。
窓開けからの窓埋めを狙ったトレードにより、週明けは市場が開くとともに値動きが激しくなることも考えられます。
反落などにも十分注意したいところですが、しばらくはリスクオンの状態が続き、120円台を突破するのも時間の問題だと思います。
なにに注目してドル円のトレードをする?
・ウクライナ情勢をめぐる地政学的リスクの長期化
上記の2つが、今後のドル円の相場を左右する材料となると考えます。
円安がすすむことと、ウクライナ情勢による有事のドル買いが実施されることで、ドル円の相場はさらに急伸・120円台を目指すのではないかと思われます!