今回は一時期話題になったTRIPLE-1社の『KAMIKAZE』が11月に出荷を開始する様なので、買いなのか、現在販売されてる他社のASICと比較してみようと思います。
現在1番効率がいいASICと比較してみました
まず、発表当初は話題になった次世代のプロセス「7nm」のチップは、先にGMOのB2に搭載され販売されておりますので、成長の早いマイニング業界で7nmのチップは次世代ではなく現行と言っていいでしょう。
▼TRIPLE-1のWebサイトで紹介されてるASICのスペック
・プロセス 7nm
・マイニング性能 300Gh/s
・電力効率 0.05w/GH
電力効率は、まぁ悪くはないですね。
従来のASICは1つのユニットに3枚のボードでしたが、KAMIKAZEには1枚多い4枚のボードが搭載されています。
これによりスペース節約できますが、マイニングファームみたいに大量導入するわけじゃないので個人にはあまり関係ありません。
次に、現在SHA-256のASICで1番効率が良いPangolon社のWhatsminer M10
▼1ユニットのスペック
・プロセス 16nm
・消費電力 2150w
・ハッシュレート 33Th/s
・電力効率 0.065w
KAMIKAZEは1Gh/sあたり0.05wなのでKAMIKAZEの方が少しだけ効率がいいでね。
※KAMIKAZEは1ユニットでファンの電力入れての計算かは不明です。
日本で使用したら利益は出るのか
一般的な電気料金は1kwhあたり27円
高圧電力では1kwhあたり17円ほどです。
仮にKAMIKAZEがWhatsminer M10と同じ1ユニット33Th/sとして計算します。
1Gh/sあたり0.05wなので33Th/sにすると1,650w。
▼一般的な電気料金1日の損益
・電気代 1,069円
・マイニングの利益 8.98ドル
1日 70円のマイナス
まぁ現実はこんなもんです🦊
続いて高圧電力を使用した場合の損益。
▼高圧電力で1日の損益
・電気代 673円
・マイニングの利益 8.98ドル
1日 328円の利益
なんとか利益が出ますが、仮に1ユニット20万円で購入したとして、回収するのに610日かかります、、、
んー、、、私は買いませんw
ちなみにGMOのB2は高圧電力でも赤字です。
もう一つ言うと、B2より後から発売したB3の方が効率が悪くなってるのは意味がわかりません。
Antminer S9より効率悪いですから絶対買わないようにしましょう。
最後に
以前から言ってますが、何ヶ月もかけてPayできる計算のASICは買ってはいけません。
間違いなく回収できません。
新しく電力効率が良いASICが出てきたら古いものは終わりです。
と言うわけで大して利益が出ないKAMIKAZEは買うべきではないでしょう。
私はもうASICには振り回されない( ^ω^ )