2021年の後半くらいから、これまで以上に不穏な空気が漂っていたロシアとウクライナの関係。
このウクライナ情勢に関連した報道によって、FXの為替相場にも大きな変化がもたらされることに！
今回は直近のウクライナ情勢とFXの為替相場を軽くおさらいをしていきます＞＜
主に初心者の方の参考になればなぁと思います◎
お付き合いいただければ幸いです♪

そもそもウクライナ情勢とFXは関係あるの？

ウクライナ情勢に限らずですが、戦争や紛争・内紛によってFXの為替相場は急変します。

こういった政治や軍事、社会といった情勢の変化による経済への悪影響のことを『地政学的リスク』といいます◎

「地政学的リスクを抱えたヤバい国(＝経済状況が危ない)」
と、FXトレーダーたちが認識することで、トレードをする際の心理にも影響がでてきて、結果的に相場が急変なんてことも＾＾；

そしてウクライナ情勢の緊張感が高まってきたことで、海外FXのAXIORYとBigBossではこのような対応に！

ロシア・ルーブル(RUB)の新規注文の停止\( ˆoˆ )/

もちろん海外FXだけでなく、国内FXの業者(SBI証券、外為どっとコムなど)でも同様の対応をとっていたようです。
ブローカーが動くぐらいですから、地政学的リスクとFXは大きく関係していることがわかります！

RUB/JPYのチャート

折角なのでロシアルーブル/日本円(RUB/JPY)の最近のチャートを確認してみましょう！

2月28日がすごいですね＾＾；

アメリカや日本、イタリアやフランスといった７か国(G７)がロシアに対して金融制裁(SWIFT排除)を行ったことを受け、28日にロシアは政策金利を9.5%から20%にいきなり引き上げました。

おかげでロシアルーブルの価値が下がります。。
平時であれば1.50円前後ですが、1.08円まで下落！

これを恐れてFX業者は対ルーブルの新規取引などを取りやめていたわけです。。
トレーダーはもちろんのこと、FX業者にも大きな損失となり得ますからね！

USD/JPYのチャート

次は米ドル/日本円(USD/JPY)のチャートを見てみましょう♪

ウクライナへの侵攻が現実味をおびてきたのが2月24日。
この日はリスクオフの流れとなり、114.40円付近まで下落＞＜
しかし再び115.80円付近まで戻してます！笑

『有事のドル買い』と呼ばれる、争いが起きた際でも流動性の高いドルを買っておけば大丈夫というアノマリーがあるのかなぁと私は考えます＾＾；

今後の為替相場はどう動く？

ウクライナとロシアで停戦協議が始まりました。
しかし合意にはいたらず、今後のことはいまだ不透明です。

ドル円についてにはなりますが、今回の地政学的リスクの影響は日が経つごとに相場の振り幅が限定的になっているような印象を受けます。
ウクライナ情勢が平行線を辿っているうちは大きな変化はみられないのかなぁと考えます＾＾

しかしウクライナ情勢に良い兆しが見えた際は、ドル円やそれ以外の通貨の相場上昇もあり得る話◎
すべての報道にセンシティブになるのではなく、特に必要な情報にアンテナをはっておきたいですね♪

そして何よりも、両国に平穏が戻ることを切に願っております。