「カメムシが多い年は降雪量が多い。」
という言い伝えをご存知でしょうか?
上記のように、因果関係が明確に説明されていないのに、格言として残り続ける不思議な事象がいくつもあります。
もちろんここはFXを中心とした情報を発信する場なので、カメムシや天気の話はしませんよ?笑
何が言いたいかというと、FXにもそういう事象があります!
アノマリー
最初のほうで少し説明をしましたが、論理的な根拠や理由はないけど、よく当たるといった経験から法則性があるとされている現象のことを「アノマリー(Anomaly)」と呼びます^^
英語の訳も「異例」とか「変則的事実」といった意味があるので、データ(統計)じゃ予測できんけどなんか知らんけど当たる出来事くらいの解釈でOK!
いやいや……
なんで根拠のないこと説明するんや。。
激おこちゅんちゅん丸!!
(このすば新作アニメおめでとう)
そんな意見もごもっとも!
で・す・がっっ!!
最初にも言ったように、FXにもアノマリーは存在します><
なんだったらFXに限らず投資ではアノマリーがあって、アノマリー手法なんてトレード方法もあります^^
アノマリー手法
FXにおける「アノマリー手法」というのは、根拠や論理に基づいて予測や説明をすることができない値動きを利用した手法のことです^^
早い話が、根も葉もない噂を頼りに取引する ってことです!
……えっ??ってなりますよね。。
駄菓子菓子!あっ、ちゃうわ。
だがしかし!!侮るなかれ!!!
アノマリーを参考にトレードする。
それつまり、勝率を上げるチャンスでもあるんです!
今回は特に有名なアノマリーをピックアップ♪
季節・月毎のアノマリー
まずは季節や月で起こるアノマリーから!
1月効果
1月前半〜半ばは株式市場が上昇しやすい
大口の投資家や保険会社や銀行、組合や農協といった機関の利用者(顧客)が払い込んでくれたお金を運用・管理する法人投資家は、損失がでている状態で決済をする「損出し」を12月〜年末にかけて節税として行われる場合があります。
そして
買い戻すのがこの1月のため、市場が上がりやすいのではないかと言われています!
4月効果
4月は相場が上昇しやすい
4月ごろは
・日本の企業の本決算があるため円安になりやすい
(=買い注文が増える)
・新年度で新規の投資資金が市場に流れやすい
といった影響により株高になる傾向があると言われています!
セル・イン・メイ
5月はポジションを売る
直訳して「5月に売れ」って、口調強め〜!笑
というのも、
・5〜10月が下落トレンドに入りやすい
・夏場は買いの材料が欠けやすい
と言われているため、この時期にポジションが売られやすいという傾向が見られるとのこと><
10月効果
10月はポジションを買う
「ハロウィン効果」とも呼ばれるこちら、5月効果(セル・イン・メイ)と対になっているので一緒に覚えておきましょ〜♪
下落トレンドだった夏と秋。
しかし10月末のハロウィーンの時期には
・相場が安くなっている
・11〜4月は上昇トレンドに入りやすい
そのためか、買い注文が入りやすいようです^^
日・週のアノマリー
次は日・週に起こりるアノマリー!
意外なアレも登場する?!
水曜日のスワップ
水曜の深夜〜木曜の早朝は低金利の通貨が売られ、高金利の通貨が買われやすい
奥さ〜ん、毎週水曜日が何の日かご存知ぃ?
土日に市場が休みになったぶんのスワップポイントがまとまって入る曜日〜!
ちなみにスワップというのは銀行の金利みたいなものです。
詳細は下の記事を♪
この土日のスワップ、基本的には水曜日のNYクローズをまたぐことで受け取り、または支払うことになります><
ということは、スワップを手に入れるためにはNYクローズ前にポジションを持つ必要があります。
なので、水曜深夜〜木曜早朝のNYクローズまでに
低金利通貨(例:日本円)を売って、高金利通貨(例:トルコリラ:TRY、南アランド:ZAR)を買う
という流れが多くなり、円安になりやすい傾向になるとのこと!
ジブリの法則
金曜ロードショーでジブリ作品が放送されると、その夜、もしくは翌週の月曜に相場が変動する
これ実はすごく有名なアノマリーで、
・月に一度、金曜の夜に雇用統計が必ず発表される
・金曜日に重要な経済指標が発表されることが多い
というのが理由として挙げられているそうです!
経済指標の結果によっては急騰も暴落もあり得る話ですからねぇ。
では最後に……
これだけ言わせてください。
バルバトス!!!
んっ?!鉄オルになってしまった!‼︎
改めまして……ふぅ、、
おじゃまたくし‼︎‼︎
バルスじゃないんかーい!
アノマリーの所感
アノマリーが成立するのは、みんなが警戒しているというのが大きいのかなぁと思います。
「そういう法則があるなら気をつけよう!」
となるのは必然で、集団心理あるある><
有名なものはその傾向が顕著で、広く知れ渡っているが故にトレーダーの心理に影響を及ぼすことも考えられます。
そう思うと、アノマリーは根拠がないとはいえ侮れないし念頭に置きたいです^^