以前“海外FXの禁止事項”という記事をアップしました。
今回は国内FXにおける禁止事項について触れてみたいと思います!
ルールを守らないとどうなるの?
ルールを破ったと運営側に判断されてしまうと、利用停止やアカウントの削除、報酬の凍結や出金の拒否をされてしまうことが起こりえます。
また、口座を凍結されてしまった場合、過去に遡って約定を無効にされてしまい、かつ、それによって不足金が発生してしまうようであれば利用者に請求できると明言している国内FX社もあるので、トレードをする際は、利用する・しているFX社の約款や規定を確認することを強く推奨します!
なんで禁止事項があるの?
基本は国内も海外も会社の損失や他のトレーダーの迷惑になることを避けるために禁止事項があるといった感じです。
ちなみに他のトレーダーへの迷惑が何を指すかというと、大量の売買注文が繰り返されることでサーバーが重くなるといったようなことです。
この大量の売買注文について取り上げるので、読んでもらえると嬉しいです^^
国内FXでの禁止事項
・裁定取引(アービトラージ)
・複数の口座間、複数のFX会社間での両建て取引
・グループ内での両建て取引
・接続遅延やレートエラーを利用する取引
・他人名義での口座開設、利用
一つずつ説明してまいりします!
裁定取引(アービトラージ)
裁定取引(アービトラージ)ってなんでっしゃろ?
金利差や価格差を使った取引でっせ!
国内のA社とB社でトレードをしているとします。
A社とB社の米ドル円は似たような価格で推移していますが、ある時2つの会社のレート価格に大きな差ができてしまいました。
その瞬間に価格が安いA社で買いの注文を、価格が高いB社で売りの注文をして、後日2つの会社のレート価格が通常に戻ったら決済をする……
これが裁定取引(アービトラージ)なのですが、残念ながらあかんやつです。。
複数口座間、複数会社間の両建て
両建てそのものはOK(ダメなところもあるから注意!)でも、同じFX社での複数の口座をまたいでの両建てや、複数のFX社での両建ては禁止されています。
複数のFX社を用いた両建てについては、“裁定取引(アービドラージ)”の欄でだした例を参考にしてください!
グループ内での両建て取引
上記の画像のように、複数人で協力して両建てをすることも禁止されています。
接続遅延やレートエラーを利用する取引
アクセスが集中しサーバーが重くなって処理が間に合わない、または利用者自身の通信機器や回線の不具合などにより、接続の遅延やレートエラーが発生してしまうことがあります。
そういった時に、正しいレート価格が反映されていないと知っていながらも注文やトレードをすることは禁止されています。
他人名義での口座開設、利用
家族や友達といった他人の名義で口座開設の申し込みや、他人名義の口座を使った取引は禁止されています。
おまけ:注意が必要なこと!
FXのトレード方法の一つに、「スキャルピング」という手法があります。
数秒〜数分の間で決済して、一日のうちに何十回もの取引を繰り返すといったものです。
もともと国内FX社は、『DD方式』と呼ばれるトレーダーと市場(インターバンク)の間にFX会社がはいるような取引方式となっています。
小難しい説明は省略しますが、FX社が間にはいっての取引のため、
繰り返し取引によりサーバーが重くなる
↓
発注時のレートと実際に注文が約定する時のレートで差がある状態である「スリッページ」が発生(=約定力が下がる)
といった流れとなってしまうこともあり、これにより他のトレーダーに影響を及ぼしたり、FX社が損失をおったりなんてことも。。
ただ、こちらの手法を各社の約款・規定などで禁止するといった明言はなくともそれに近い決まりがあるかもです。
そのため、スキャルピングを必要以上に繰り返すと運営側にチェックされてペナルティを課される可能性もある、ということをぜひ知っておいてほしいのです。
やったぜ、スキャルピングだめって書いてないやん!
「短時間で注文を繰り返す行為」はあかんて
書かれとるやないか〜い!!!
全ての国内FX社がそうであるとは言い切れないので、最初にも記載したように、利用する・しているブローカーの約款・規定を確認することは本当に大切です^^
海外FX社の禁止事項について知りたい方は、下の記事をチェックです♫